桜が咲いたら
春は桜を見つけると必ずカメラを向けてしまいます。毎年撮るわりには全然上達しない写真ばかりが残るのですが😅
桜が咲くと「春が来ました！」と明確に宣言してくれているようで、冬の間に鈍くなってしまった体や気持ちも覚ましてくれるような感覚になります。
春といえば、私は元々春はあまり好きではありませんでした。人とか環境とか、生活に大きな変化が起こりやすい季節だからです。
そういう変化が好きで楽しめる人が羨ましいのですが、私は子供の頃から大人になっても変わらず、春になるとなんだか大きな変化が起こりそうで（実際に変化も多いし）、不安な気持ちでいることが多いように思います。
今年は新型コロナウイルス問題によって、春になる前から非常に大きな生活の変化が起こりました。もう個人規模ではなく、全国規模、世界規模で。
自分がどうにかできる状況でもないし、今はひたすらに我慢し、収束を待つしかないのかなとは思いますが、不安が続く中、こんな時だからこそ、何かできることはないかなと考え続けています。
先日、とある東南アジアに住む友人に桜の写真を送りました。その友人はもともと桜が大好きなので、毎年春に連絡する時には必ず桜の写真を送ることにしています。
桜の写真を送ると、いつもものすごく貴重な写真を見たかのように大喜びしてくれるのでとても嬉しくて、私も毎回、自分が撮った写真を眺めては、じっくりと選んで送るようにしています。
私の撮った写真のように、本来は全然価値がないものであっても、誰かにとっては価値があるものになり得るのですね。
そんなことって世の中に実はたくさん溢れているのかもしれません。
すぐに無理して何かしようと思わなくても、今自分にできることをこれからもやっていこうと思います。
